MASTG-TEST-0226 AndroidManifest で有効になっているデバッグフラグ (Debuggable Flag Enabled in the AndroidManifest)

概要

このテストケースでは、アプリの AndroidManifest.xmldebuggable フラグ (android:debuggable) が true に設定されているかどうかをチェックします。このフラグが有効になっていると、アプリをデバッグできるようになり、攻撃者がアプリの内部を検査したり、セキュリティコントロールをバイパスしたり、実行時の動作を操作できるようになります。

debuggable フラグを true に設定していても 直接的には脆弱性とはみなされません が、特に本番環境では、アプリのデータやリソースへの認可されていないアクセスを提供することになり、攻撃対象領域を著しく拡大します。

手順

  1. AndroidManifest から情報の取得 (Obtaining Information from the AndroidManifest) を使用して AndroidManifest.xml ファイルを取得します。

  2. debuggable を検索します。

    • Apktool などのツールを使用して素の XML を解析する場合は android:debuggable を探します。

    • aapt2 を使用する場合は application-debuggable を探します。

結果

出力には debuggable フラグが設定されているかどうか (true または false) を明示的に示す可能性があります。フラグが指定されていない場合、リリースビルドではデフォルトで false として扱われます。

評価

debuggable フラグが明示的に true に設定されている場合、そのテストケースは不合格です。これはアプリがデバッグを許可するように構成されていることを示しますが、本番環境には不適切です。

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