MASTG-TEST-0318 機密ユーザーデータを扱うことが知られている SDK API への参照 (References to SDK APIs Known to Handle Sensitive User Data)
概要
このテストはアプリが機密ユーザーデータ (Google Play's Data safety section や関連するプライバシー規制で定義されているものなど) を扱うことが知られている SDK (サードパーティライブラリ) API を使用するかどうかを検証します。
前提条件として、ライブラリのドキュメントやコードベースをレビューして、データ収集のエントリポイントとして使用する SDK API メソッドを特定する必要があります。たとえば、Google Analytics for Firebase の FirebaseAnalytics クラスは、ユーザーデータを収集するために使用できる setUserId, setUserProperty, logEvent などのメソッドを提供しています。
注: このテストは 潜在的な 機密ユーザーデータの取り扱いのみを検出します。実際にユーザーデータが共有されていることを 確認 するには、機密ユーザーデータを扱うことが知られている SDK API の実行時使用 (Runtime Use of SDK APIs Known to Handle Sensitive User Data) を参照してください。
手順
Android アプリのリバースエンジニアリング (Reverse Engineering Android Apps) を使用して、アプリをリバースエンジニアします。
Android での静的解析 (Static Analysis on Android) を使用して、機密ユーザーデータが SDK に渡される可能性があるこれらのメソッドの使用を探します。
結果
出力には SDK メソッドが呼び出される場所をリストする可能性があります。
評価
アプリコードでこれらの SDK メソッドの使用を見つけることができた場合、そのテストケースは不合格です。これはアプリがサードパーティ SDK と機密ユーザーデータを共有していることを示します。そのような参照が見つからない場合、そのテストケースは合格です。
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