V5: ハードウェアプラットフォーム要件

管理目標

ハードウェアはソフトウェアよりも侵害および破壊が難しくコストがかかります。したがってハードウェアセキュリティは組み込みデバイスセキュリティに対する堅牢な基盤を提供できます。一方で、バックドアや文書化されていないデバッグ機能を含むハードウェアは、スタックの他のレイヤーで適切なセキュリティ対策が講じられている場合でも、デバイス全体のセキュリティを完全に危殆化する可能性があります。

この章に記されているコントロールの目的は、ハードウェアがセキュアな構成に使用できる限り、可能な限り最もセキュアな方法で構成されることを確保することです。これにはデバッグインタフェースの無効化または保護、改竄に対抗するための既存のすべてのアラームとセンサーメカニズムの設定、OTP フューズなどのアンチクローニングハードウェア保護の使用、セキュアなプロセス分離のための MMU (メモリ管理ユニット) の使用が含まれます。

この章ではセキュアな構成を保証し、耐性を強化するために階層化されたコントロールを提供するハードウェアプラットフォームに対する要件について説明します。たとえば、3.1.4 ではセキュアブートを正しく構成する方法について説明しています。5.1.2 ではこれをサポートするプラットフォームが必要です。5.1.1 ではプラットフォームがデバッグインタフェースの無効化をサポートしている必要があり、1.2.4 では出荷時にこれを適用する必要があります。5.1.8 では MMU プラットフォームサポートが必要であり、3.2.8 ではメモリ保護の設定と適用が必要です。

セキュリティ検証要件

設計

参考情報

詳細については、以下も参照してください。

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