OWASP データセキュリティ Top 10 詳細
1. インジェクション攻撃 (Injection Attacks)
説明: インジェクション攻撃は攻撃者がアプリケーションの入力処理メカニズムの脆弱性を悪用して、悪意のあるコードやコマンドを注入することで発生します。これはデータ侵害、認可されていないアクセス、システムの完全な侵害につながる可能性があります。
事例: SQL インジェクションは攻撃者が悪意のある SQL コードをウェブアプリケーションの入力フィールドに挿入する一般的なタイプのインジェクション攻撃です。このコードはデータベースを操作し、機密データに認可されていないアクセスができます。
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2. 不備のある認証とアクセス制御 (Broken Authentication and Access Control)
説明: 脆弱な認証メカニズムや不適切なアクセス制御によって、認可されていないユーザーが機密データへアクセスしたり、認可された権限を超えたアクションを実行する可能性があります。
事例: 脆弱なパスワード、安全でないセッション管理、不適切なユーザーロール割り当てによって、認可されていないユーザーが機密データにアクセスしたり、管理アクションを実行する可能性があります。
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3. データ侵害 (Data Breaches)
説明: データ侵害は機密データの認可されていない開示や窃取によって、その機密性、完全性、可用性が損なわれます。侵害は安全でないアプリケーション、誤って設定されたシステム、ソーシャルエンジニアリング攻撃などのさまざまな脆弱性によって発生する可能性があります。
事例: サイバー犯罪者が企業のウェブアプリケーションの脆弱性を悪用し、名前、住所、クレジットカード情報などの顧客の個人情報が含まれるデータベースにアクセスします。
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4. マルウェアおよびランサムウェア攻撃 (Malware and Ransomware Attacks)
説明: ウィルス、ワーム、ランサムウェアなどのマルウェアはシステムに感染して、データの完全性、可用性、機密性を損なう可能性があります。悪意のあるソフトウェアは電子メールの添付ファイル、悪意のあるウェブサイト、感染したソフトウェアなど、様々な攻撃ベクトルを通じて配信される可能性があります。
事例: ランサムウェアに感染した電子メールの添付ファイルをユーザーが知らずにダウンロードして開くと、ユーザーのファイルが暗号化され、その解除のために身代金を要求されます。
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5. 内部関係者の脅威 (Insider Threats)
説明: 内部関係者の脅威は従業員や請負業者などの認可された個人が意図的または非意図的に機密データを悪用または開示することが関係します。これにはデータの窃取、認可されていないアクセス、偶発的なデータ漏洩などがあります。
事例: 顧客データにアクセスできる従業員がその情報を競合他社に売却したり、誤って機密ファイルを間違った受信者に送信します。
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6. 脆弱な暗号化 (Weak Cryptography)
説明: 脆弱なアルゴリズムや不適切な鍵管理など、脆弱な暗号化のプラクティスによって、データが認可されていないアクセス、改竄、復号化されやすくなる可能性があります。
事例: 脆弱な暗号アルゴリズムを使用したり、簡単に推測できるデフォルトの暗号鍵を使用してデータベースにパスワードを保存します。
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7. 安全でないデータ処理 (Insecure Data Handling)
説明: 機密データの不適切な保管、転送、廃棄によって、不注意による流出や損失につながり、データの機密性と完全性を損なう可能性があります。
事例: 機密性の高い顧客情報を平文で保存したり、暗号化せずに安全でないネットワークで送信します。
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8. 不十分なサードパーティセキュリティ (Inadequate Third-Party Security)
説明: サードパーティベンダーやインテグレーションによるセキュリティ対策が不十分であることによって、データへの認可されていないアクセスに悪用される可能性がある脆弱性が生じます。
事例: ある企業では既知のセキュリティ脆弱性があるサードパーティコンポーネントを統合しているため、攻撃者がその脆弱性を悪用して企業のデータに認可されていないアクセスができるようになります。
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9. データインベントリとデータ管理 (Cyber Asset Inventory and Data Management)
説明: デジタル資産の不完全または不正確なインベントリと不適切なデータ管理プラクティスによって、データを効果的に防御し保護することが困難になります。
事例: 企業はハードウェア、ソフトウェア、データ資産の最新のインベントリを維持できず、未知のシステムや管理されていないシステムが攻撃者の標的になる可能性があります。
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10. データ保護規制の違反 (Non-Compliance with Data Protection Regulations)
説明: データ保護規制の違反とは機密データの保護、処理、保管に関して、適用されるデータ保護規制、業界標準、規制フレームワークで説明される要件を組織が満たしていないことを指します。その結果として法的罰則、風評被害、顧客の信頼の喪失となる可能性があります。
事例: 企業は顧客の個人情報を収集して保管していますが、適切な同意の取得、データ主体の権利の提供、必要なセキュリティ対策の導入など、欧州連合の一般データ保護規則 (GDPR) の要件を遵守できていません。
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